2021-05: ブナの森で

コウツボホコリ ― 2021年05月01日

変形菌、コウツボホコリの子実体。細毛体が伸びて胞子を飛ばしています。

コケの森に、オレンジ色の花が咲いているようです。

変形菌、ススホコリの子実体。かなりの大型でした。大きいもので長さ１０センチくらいありました。

しばらくすると、上部の膜が破れ、胞子が出ていました。

山の木々が新緑になる前に咲き出すアケボノツツジ。ふわふわとした花びらで、柔らかな印象のツツジです。

険しい岩場に多く生育して、山が新緑になるまで楽しめます。

新緑の森にミツバツツジが咲きました。

苔むした岩と新緑、ツツジの赤紫。森の奥に吸い込まれそうです。

逆光に輝く様子も綺麗です。

森は新緑の季節。この時期になるとオトシブミの揺りかご作りが見られます。ブナの芽吹いたばかりの葉っぱをくるくる巻いていました。詳しい種類はわかりません。３〜４mmくらいのとても小さなオトシブミですが、葉っぱを半分に切って、綺麗な俵型に巻いていました。

巻き終わってから葉柄を切り、揺りかごを下に落としました。小さな体にこんな力と技術が詰まっているんですね。